だるろぐ

明日できることは、今日しない。

経済学

資本 #とは

資本は、一国の富のうち生産に使用される部分にほかならず、労働を実行するのに必要な食糧、衣服、道具、原料、機械などから成っている。――リカード『経済学および課税の原理』 経済学および課税の原理〈上巻〉 (岩波文庫)作者: D.リカードウ,羽鳥卓也,吉沢…

『経済学と人間の心』

経済学と人間の心作者: 宇沢弘文出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2003/05メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 17回この商品を含むブログ (4件) を見るiPhone 5S 買ったった。 - だるろぐ で機種変更の手続きを待つ間に、大船の BOOKOFF で購入。た…

『私たちはなぜ税金を納めるのか: 租税の経済思想史』

私たちはなぜ税金を納めるのか: 租税の経済思想史 (新潮選書)作者: 諸富徹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/05/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 3日前に書いたブログの記事と、今書いてる仕事の記事が消えた! ふぁっきん、ふぁっ…

『知っておきたい「お金」の世界史』(と何か)

http://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/17CIQBD4FKZQW に登録していたら、とある紳士*1が送ってくれた。ほんとにありがとう! なぜか余計なものもついていたのだけど……。これ、どうせいと!?内容は、高校生向けの教養書って感じ。でも、ところどころ知…

『経済学史―学説ならびに方法の諸段階』

経済学史―学説ならびに方法の諸段階 (岩波文庫 白 147-3)作者: シュムペーター,中山伊知郎,東畑精一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1980/09/16メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る『現代経済学の群像』 - だるろぐ を読んだあ…

古典派経済学と階級

古典学派の諸国民は、単純に無定形のものではなくて、諸階級に分かたれたものであった。すなわち、地主の階級、労働者の階級、および資本家の階級である。 経済学史―学説ならびに方法の諸段階 (岩波文庫 白 147-3) 三つの階級(+1) 地主(階級) 「自然的…

シーニョアによる生産要素論

労働 自然的要素 節欲(abstinence) 大多数の古典学派は(この三要素を認めるか)、あるいはペティの先例に従ってわずかに二つの本源的生産要素を認知するか(たとえば、J.S.ミルのごとし。今日はこの見解がベーム=バヴェルクの影響のもとに支配的である)…

『国王への意見書』

『国王への意見書。王国の奢侈を追放し,王国に多数の製造業を設立し,貨幣の持ち出しを禁止し,毎年持ち出されている約5~700万の金を王国内にとどまらせ,それだけ各国の力を弱めるための,諸々の手段について。海上の軍備にあてられ,多数の貴族と勇敢な…

コルベルティズム(Colbertism)

ジャン・バティスト・コルベール(Jean-Baptiste Colbert、1619年8月29日 - 1683年9月6日): ルイ14世の財務総監。以下は、P.Clement『コルベール書簡、訓令および記録』による。 「財政が国の最も重要かつ本質的な政策であり……」 「人民をしてより多くの租…

18世紀フランスの経済学者

フランス重商主義へのアンチテーゼ・重農主義の先駆 ヴォーバン(Marechal de Vauban, 1633-1707): 『王国10分の1税案』(⇔コルベール) ボワギルベール(Pierre le Pesant de Boisguilbert, 1646-1714): 『フランス詳論』(⇔コルベール) グルネー(Vince…

ボワギルベール(Pierre le Pesant de Boisguilbert, 1646-1714)

生涯 1646年12月17日、ルーアンの新興貴族の家に生まれる。当地のイエズス会の学院で学んだ後、パリに出て法律を学び、弁護士の資格を得る。当初はギリシャ文学の翻訳や歴史小説を発表し、文学によって身を立てようと図るが、志ならず、1667年に郷里へ帰る。…

貨幣数量説

フィッシャーの交換方程式 M はある期間中の任意の時点tにおける流通貨幣(通貨)の総量 V は貨幣の"流通速度" (特定期間内に人々のあいだで受け渡しされる回数:貨幣の回転率のようなもの)売買契約の約定回数 P はある期間中の任意の時点tにおける物価水…

ケネーの経済学

生産論 農業国民の反映を左右するのは、富を年々再生する前払いの維持または増加である。 富の豊富は人間の豊富以降に富の増加に寄与する 自然主義 農業による収穫のみが「消費され年々再生するもの」「真の富」であり、経済はそれを世界へ浸透させるが価値…

信用乗数と貨幣供給

ハイパワードマネー(high-powered money)/ マネタリーベース(monetary base) 中央銀行が市場へ供給する現金。市場流通資金のうち、中央銀行が直接コントロールできる部分。基礎通貨(base money)。 民間銀行への貸し出し 公開市場でのオペレーション 政…

経済の4分野

J.ミル(James Mill、1773-1836)による分類。 1. 生産 経済成長理論、付加価値論 2. 流通または交換 商品と貨幣、需要と供給、為替、金融 3. 分配 租税制度や社会保障制度、公共事業 4. 消費 所得、貯蓄と投資、労賃 参照 ジェームズ・ミル - Wikipedia

典型雇用

典型雇用とは、「フルタイム労働」かつ「期間に定めのない」という二つの特徴を兼ね備えた雇用形態。 モデル アングロサクソンモデル 大陸欧州モデル 日本モデル 雇用期間 長期雇用 長期雇用 長期雇用 雇用形態 フルタイム労働 フルタイム労働 フルタイム労…

ペティ=クラークの法則

ペティ=クラークの法則とは、経済社会・産業社会の発展につれて、第一次産業から第二次産業、第二次から第三次産業へと就業人口の比率および国民所得に占める比率の重点がシフトしていくという法則。ウィリアム・ペティの『政治算術』中の記述を元に、クラ…

『現代経済学の群像』

現代経済学の群像 (岩波現代文庫)作者: 都留重人出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/09/15メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (9件) を見る都留重人 - Wikipedia による「近経」経済学者の列伝。「近経」という言葉は経済学部で…

『貨幣の思想史―お金について考えた人びと』

貨幣の思想史―お金について考えた人びと (新潮選書)作者: 内山節出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 32回この商品を含むブログ (9件) を見る 『政治算術』 - だるろぐ 『経済表』 - だるろぐ 『市民政府論』 - だる…

『経済表』

貨幣の思想史―お金について考えた人びと (新潮選書)作者: 内山節出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 32回この商品を含むブログ (9件) を見る今日は第2章の『経済表』について。古典とは「名前は知られているが、だ…

『政治算術』

政治算術 (岩波文庫 白 101-2)作者: ペティ,大内兵衛,松川七郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1955/03/25メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る経済学の始まり(のひとつ)が、『政治算術(Political Arithmetic)』という本にあったという事…

「貨幣とは何かを問われた学徒は」

貨幣とは何かを問われた学徒は、月並みの答えをする以外に手はない。貨幣はその機能によって定義される――貨幣として使用されるものが貨幣であると。貨幣とは、貨幣が行うところのものである。そして貨幣の機能には三つある。――計算手段(ヴィクセルの言葉で…

『貨幣とは何だろうか』

貨幣とは何だろうか (ちくま新書)作者: 今村仁司出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1994/09メディア: 新書購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (15件) を見る 貨幣の社会哲学は、貨幣の経済的機能を論じるのではなくて、人間にとっての貨幣の意味…