だるろぐ

明日できることは、今日しない。

2011-01-01から1年間の記事一覧

国家とは

特定の個人にベクトルのない、公共的な贈与(納税、貢献、立候補・選出)とそれを制度として固着させる強制力なんだな。そのベクトルが神に向いて、信仰が捧げられていれば神権政治だし、 権威の頂点にいるものとしての君主に向いて、忠誠が捧げられていれば…

選挙とくじ引き

「抽籤による選任が民主政の本質である」モンテスキュー、ルソー『社会契約論』第四編第三章 選挙について――より 「民主的な政治には選挙が不可欠である」本当にそうだろうか? たとえば、くじ引きでもいいのではないだろうか。 くじ引きの利点 くじ引きは民…

メリープログラミング! プロ生参加してきました

クリスマス プログラミング生放送勉強会 第12回@品川 に参加してきました。プログラミング生放送勉強会(略して「プロ生」)は、おもにプログラミング関連の話題を中心に、直接プログラミングには関係のない話題まで、みんなが勉強したことを持ち寄って発表…

「われわれは利益を追求せず、愛するWebを守るために戦っている」

筆者は個人的に、非営利かつオープンソースであることの美徳を訴えるよりも、MozillaはFirefoxの利点に関してもう少し積極的に強調すべきだったのではと思う。ビデオでは、Firefoxの「Do Not Track」機能やモバイル・Webブラウザとしての特性、Webアプリケー…

『第五幕のど真ん中で死ぬ奴がいるものか!』

ぼくたちは生を即興に演じなければならないという、ハードな運命にあるのだ。 ぼくたちは役を仕込まれていない役者だ。 シナリオもなければ、 何をしたらいいかそっと耳打ちしてくれるプロンプターもなしで、 気がついたら舞台に突き出されている。どうする…

国家の形式

カントは、国家の形式を区別するには二つの方法があるといっている。 1. 権力を握る人の数で区別する方法――「支配の形式」 アリストテレス、ポリュビオスから延々と行われてきた方法で、ただ3つの可能性がある。 支配者の数 アナロジー 「徳」 → 「堕落」 一…

共和国について

きょうわ‐こく【共和国】 共和制をとる国家。きょうわ‐せい【共和制】 主権が国民にあり、直接または間接に選出された国家元首や複数の代表者によって統治される政治形態。少数の特権階級に主権がある貴族的共和制・寡頭(かとう)的共和制などがあるが、一般…

理性と信念

「どちらをしたほうがよいか」は理性の領分だけど、 「どちらをすべきか」は信念の領分。前者は前提や過程に大きな間違いがなければ一致し得るけれど、後者はなかなかそうもいかない。「どちらがいいかわからないけれど、 どちらかをしなければならないとき…

政治家と政党について

個人としての意見なんか、よっぽどの信念がない限り、状況によってコロコロ変わるのが普通だ。けれど、組織としての意見というのは、個人よりも安定していると見なせる。なぜなら、構成員間で相互チェック機能が働くことが期待できるからだ*1。また、個人単…

働くときは……

これはよく父が言っていたことなのだけど、働くときは時計を見て、誰に言われなくても自分で何をいつやるのか考えろ、それができなければ一人前ではない、のだそうだ。働くときは時計を見て働け自分がそう言われていたときは「なにを、五月蝿いな」と思って…

はてなブログにフォトライフとの連携機能が追加

記事に画像が埋め込めないです。 ドラッグ&ドロップで画像を埋め込むところまではいくのですが、 実際に公開にすると画像が消えます。 id:logown様 写真投稿機能をリリースしました。ご利用ください。はてなブログ (beta) 右サイドバーに画像ファイルをドラ…

言論の自由について

私は貴方の意見には反対だ。 しかし、貴方がそれを言う権利を、私は命にかけて守ろう。――フランソワ・マリ・アルエ・ヴォルテール この啓蒙主義者の素晴らしい言葉にもかかわらず、フランス革命ではたかが言論のために多くの命が断頭台へ送られた。日本でも…

三千年を解くすべをもたない者は

三千年を解くすべをもたない者は 闇のなか、未熟なままに その日その日を生きる――ゲーテ [asin:4140802235:detail]

お金を使って生きていく限り

世界はどんどん経済に組み込まれていく。あらゆる価値観が量化(数値化)されていく。それは、既存の権威(小さな社会)を突き崩してヒトに自由をもたらした反面、権威に守られて安穏と生きる自由をヒトから奪った。たった一人で大きな社会と向き合いながら…

モトスポーツランドしどきで全身筋肉痛になった。

8月以来になるのかな? 福島まで行ってモトクロスしてきました。おかげで全身筋肉痛。とくに太ももがパンパンですね。前回は背中がとくに痛かった気がするけど......CRF150を借りたのだけど、なかなかキックでエンジンがかからなくて!今回は前回の反省を踏…

カメラ買った。

Canon 40D から Nikon D300s へ乗り換え。 D300s はこの前ディスコンになったけど、買うタイミングとしては悪くなかったかな。ヤフオクでボディのみ、ちょうど10万円だった(おまけに SIGMA 28-200mm をつけてもらった)。ボディがコンパクトになったのと、…

「あなたには弱者の気持ちがわからない!」

それはそうかもしれない。けれど、同じように環境・条件に恵まれなくても、それと闘って克服したり、折り合いをつけてのびのび生きているヒトたちはいる。同じ境遇なのに、えらい違いですね。それができないあなたは、やっぱりどこかおかしいんじゃないかな…

閉塞感について

日本は今、閉塞感に包まれていると言う。一方で、そんなことはないそれ相応に楽しんでいる、というヒトもいる。そもそも閉塞感は、上昇志向や改革指向のヒトのみがもつ感情で、現状を変えたいと願わないヒトには無縁のモノ。だから、閉塞感を訴えるヒトがい…

働いたXを評価してほしいのならば、Yすればよい

働いた長さを評価してほしいのならば、長く残業すればよい。 働いた努力を評価してほしいのならば、眼に見えるような熱心さを魅せつけるのがよい。 働いた結果を評価してほしいのならば、誰もが目を見張る成果をあげればよい。働くことに対する代償を評価し…

自分本意な欲望と勘違いした理想の結合としての教育制度について

戦前の小学校教諭は何故子ども達に必死で勉学を教えたか。それは少なくない子どもが、小学校卒業時の学力で世の中を渡っていかなければならなかったからでしょう。[低い学力で子どもたちを社会へ送り出すということは、教師にとって倫理的に許されない行為…

死刑について

死刑廃止論をフルボッコに論破するというコピペは誰の味方なのか - 法華狼の日記 を読んで。定期的にこういうのが話題になるけれど、みんな少しずつおかしい、と僕なんかは思う。まず、ひとつ明らかにしておこう。自然にもっている自由(サルの自由)として…

お金だけが価値ではないという人に限って

自分にお金が欠けていることを過剰に気にかけている。容姿だけが大事でないというヒトに限って、やっぱり容姿に対して過剰なコンプレックスをもっている。 才能だけではやっていけないと力説するヒトに限って、才能を過剰に敵視している。そんなのどうでもい…

多数派は少数派の意見を尊重すべき

だが、少数派も多数派の意見を尊重すべきだろう。多数決の原理には従うべきだ。だから、少数派は真っ向からただ多数派の非を鳴らすのではなくて、多数派に欠けた視点を提示し、多数派の望む政策を全体にとってより良くするための政策を提示すべきだ。でなけ…

格差について

格差自体は悪いことじゃない。ヒトがヒトに頼ろうとし、また、ヒトが直接触れ合えるヒトが限られている以上、効率的につながろうと思えばそのネットワークはハブ化するし、ハブになれるヒトはヒエラルキーで上位を占める。格差を無くしたいのならば、簡単、…

ヒトがヒトを助けるのは

自分に余裕がある(そしてなおかつ気まぐれを起こす)時か、あるいは、誰にも余裕がない時かに限られる*2。だから、ヒトとヒトが助けあうには、 それぞれのヒトに余裕を与えるか すべての人から余裕を奪う のがよい。もちろん、前者のほうが好ましいと思うの…

運と努力について

左翼系のヒトは、よく「運」を強調する。カラダが健康なのは運がよいからで、 アタマがよいのはたまたまよい頭脳を授かったからで、 カネを稼げるのもよくよくツキに恵まれていたからである、といった風に。そういう面は否定しないけれど、それはそれで個人…

努力は報われるべきか

「努力が報われるべき」であるとすると、「努力」は「報い」によって解消されてしまう。さらに、その「報い」が「金銭」であるともっと惨めだ。金銭は客観的な比較基準になるので*1、必然的にその努力は相対性に巻き込まれてしまう。他人との比較によって、…

租税収入がざっと50兆円として

それを1.25億人の国民に平等に分け与えると、1人1ヶ月あたり3万円強になる。国民はコレ以上の行政サービスを望むことはできない。支払ったぶんだけ受け取れるのが原理原則だから、泣こうが喚こうが拝み倒そうが、コレが現実だと思う。「持てる人がもっと出せ…

文化とカネ

知事時代、「文化は行政が育てるものではない」と公言してきた橋下徹・前大阪府知事が19日に大阪市長に就任するのを前に、市内の音楽や芸能関連の団体が戦々恐々としている。 橋下知事当時、府が出していた補助金を全額カットされた大阪フィルハーモニー交…

あなたの望む政策を3つだけ挙げてください

モノゴトは、なんでも3つまでにまとめるのがよいそうだ。ヒトは、3つ以上のことをいっぺんに考えるのが苦手なんだからだそうだ。とくに政策というものは、これもやります、あれもやりますといろいろ手を広げすぎると、賛同して集まったヒトビトの思惑の食い…