だるろぐ

明日できることは、今日しない。

論理学

『論理学入門』

論理学入門 (ちくま学芸文庫)作者: 丹治信春出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/05/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る“タブロー”という証明方法を使った入門書。 タブローの方法(英 tableau method)とは、真理の木(truth tree)あるいは…

『記号論理学: 一般化と記号化』

人類学者エドガー・アバクロンビーは、とある島を訪れた。この島には、騎士と悪漢がいる。騎士は常に本当のことを言い、悪漢は常に嘘をつく。 問題 1.1(古典的問題) ある日、アバクロンビーは三人の住人 A、B、および C に出会った。アバクロンビーは A に…

ライプニッツの法則(Leibniz' law)

ライプニッツは、識別できない2つの個体はないとする不可識別者同一の原理を立てた。この原理は、Xのもつ全ての性質をYがもち同時にYがもつ全ての性質をXがもつとき、X=Yが成り立つことを示すものと解されている。 同一性 - Wikipedia ライプニッツによれば…

必然性とアプリオリ性を分析性によって同時に基礎づけるというこの立場は

必然性とアプリオリ性を分析性によって同時に基礎づけるというこの立場は、十七世紀から十八世紀半ばまでヨーロッパの哲学界で広く受け入れられていた教義と合致するものだ。 つまり、「分析性(analytic)のあるものは、アプリオリ(a priori)であり、同時…

数学について、最近俺にもようやくわかってきたこと――等しいということについて

たとえば、 A は (B である) : true とき、A と B をひっくり返して B は (A である) : true と言っても問題がない場合、 A と B は等しい : といってよい。だから、「等しい」というのは結局のところ、「右辺と左辺(主語と述語)を取り替えっこしても…

Google Chart を使った数式ツールを作ってみた

晩御飯食べた後にさくっと作ってみた(参考:WebMatrix で数式を表現する(1) - だるろぐ)。自然演繹のブログの続きを書こうと思ったのだけど、プレビューできないと数式が書けない人なので……。でも、これ、ネットワークがつながっていないとだめなのはと…

述語論理

すべての、任意の 全称記号(ぜんしょうきごう、universal quantifier)とは、数理論理学において「全ての」(全称量化)を表す記号である。通常「∀」と表記され、全称量化子(ぜんしょうりょうかし)、全称限量子(ぜんしょうげんりょうし)、全称限定子(…

論理演算子

ちなみに、 や は特定のできごとや主張を表しており、命題変数と呼ばれる。論理演算子は複数の命題変数を接続し、論理式を作る。論理演算子の基本は以下の4つで、これに矛盾()を加えた5つに命題変数を組み合わせたものをとくに命題論理と呼ぶ。 論理積:p …

『数学的推論が世界を変える―金融・ゲーム・コンピューター』

数学的推論が世界を変える 金融・ゲーム・コンピューター (NHK出版新書)作者: 小島寛之出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2012/12/10メディア: 新書購入: 48人 クリック: 1,233回この商品を含むブログ (26件) を見るこの本は買って得したと思った! ただ、帯…

『数理論理学』 → 挫折

数理論理学 (現代基礎数学)作者: 鹿島亮出版社/メーカー: 朝倉書店発売日: 2009/10/01メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 367回この商品を含むブログ (5件) を見るクロネコで届いたのだけど、数ページ繰っただけでムズかしくて到底全部読めないと絶望した…