だるろぐ

明日できることは、今日しない。

数学

『白と黒のとびら: オートマトンと形式言語をめぐる冒険』

白と黒のとびら: オートマトンと形式言語をめぐる冒険作者: 川添愛出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2013/04/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (12件) を見る最近読んだなかでは一番面白かった。夜寝る前に読み始めて、明け方前に読み終えてし…

『暗号 情報セキュリティの技術と歴史』

暗号 情報セキュリティの技術と歴史 (講談社学術文庫)作者: 辻井重男出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/11/28メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る「ポスト量子化暗号」について知りたかったのだけど、まずそれ以前の暗号化に対する知識が割とあ…

『数学序説』

数学序説 (ちくま学芸文庫)作者: 吉田洋一,赤攝也出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/09/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る数学! 自分は経済学部だったのだけど、解析が超苦手で……受験のときはそれほど数学は嫌いじゃなくて、むしろ整…

ライプニッツの法則(Leibniz' law)

ライプニッツは、識別できない2つの個体はないとする不可識別者同一の原理を立てた。この原理は、Xのもつ全ての性質をYがもち同時にYがもつ全ての性質をXがもつとき、X=Yが成り立つことを示すものと解されている。 同一性 - Wikipedia ライプニッツによれば…

自然数について、アホなりに考えてみた

自然数 0 が存在する。 任意の自然数 a にはその後者 (successor)、suc(a) が存在する(suc(a) は a + 1 の "意味")。 0 はいかなる自然数の後者でもない(0 より前の自然数は存在しない)。 異なる自然数は異なる後者を持つ:a ≠ b のとき suc(a) ≠ suc(b)…

定理は発見されるのか、あるいは発明されるのか?

よくわからないけれど、発明されている部分は大きいと感じる。かつて19世紀のドイツの数学者レオポルト・クロネッカーがこんなことを言ったのだそうだ。 整数は神の作ったものだが、他は人間の作ったものである けれど、この整数ですら、人間が作った(発明…

数学について、最近俺にもようやくわかってきたこと――等しいということについて

たとえば、 A は (B である) : true とき、A と B をひっくり返して B は (A である) : true と言っても問題がない場合、 A と B は等しい : といってよい。だから、「等しい」というのは結局のところ、「右辺と左辺(主語と述語)を取り替えっこしても…

『数学とは何か』

数学とは何か―アティヤ 科学・数学論集作者: マイケル・F.アティヤ,志賀浩二出版社/メーカー: 朝倉書店発売日: 2010/11/25メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 444回この商品を含むブログ (1件) を見るとあるブログで目にして興味を持ったので、その場でア…

『数論への招待』

数論への招待 (シュプリンガー数学クラブ)作者: 加藤和也出版社/メーカー: 丸善出版発売日: 2012/11/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る僕は俗にいう文系人間で、数学はまったくできないのだけど…

『数学的推論が世界を変える―金融・ゲーム・コンピューター』

数学的推論が世界を変える 金融・ゲーム・コンピューター (NHK出版新書)作者: 小島寛之出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2012/12/10メディア: 新書購入: 48人 クリック: 1,233回この商品を含むブログ (26件) を見るこの本は買って得したと思った! ただ、帯…