だるろぐ

明日できることは、今日しない。

『コーディングを支える技術』

コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)

コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)

通勤時間とお布団のなかで、実質2日ぐらいでペロッと読んじゃった。それだけ面白い、と個人的には思う。読む前は難解そうなイメージだったけれど、実際のところはそれほどでもなく、むしろ初級者向けとしてもおすすめできるかもしれないなぁ、などと思ったりもした。最後の方は非同期処理や継承の話になって、さすがに少し複雑になってくるけど*1

初歩的なのに抜けていた知識を一通り補えたのが一番の収穫かな?

そのほかに思ったこと。

  • いろんな言語が出てきて面白い
  • 歴史的読み物としても楽しい
  • Perl は歴史と戦う過程でキモさを増した。あのキモさはある意味勲章
  • .NET 系の言語はほとんどスルー。Python と Java が好きなのかな?
  • ところどころツッコみたいというか、「ぇ、それだけ?」みたいな説明があってモニョる
  • たとえば、セキュリティ的な内容に踏み込んでもよかったかな
  • 一部をもっと掘り下げた続編や、ほかのひとによる同じような内容の本にも期待したいかも!
  • C# はバランスがええですなぁ

最近の言語ってほんとにいろいろ機能があるけど、結局のところ CPU がもっている原始的で限られた命令(入力・出力・演算・制御)を組み合わせて実現しているわけで。ついつい忘れがちだけれど、それを思い出させてもらった感じ。

*1:とくにトレイトはあまりピンとこなかった