だるろぐ

明日できることは、今日しない。

5月10日:だるハウスのカギを受け取りました

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JR 松山駅前に 3LDK のマンションを買いました。5月10日に融資が実行されて、夕方にカギの受け取り。晴れて 3,000 万円の借金持ちに。まぁ、死んだり、ガンになったりすればチャラなので(ガンはいろいろ条件あり)、そんなに負担感はない。いい感じにサクッと死ねたら母ちゃんにいくばくかのお金が残っていいのになぁ(父ちゃんは自力で生きろ)、なんて思っています。その点、嫁・子どものいない身は気楽なもんです。

ちなみに Twitter では「だるハウス」という名前が定着してしまいましたが、別に「ハウス(house:一軒家)」ではないです。condominium? ちゃんと言うなら、だるコンドだな。

それにしても、おニューの家というのは結構気持ちのいいものですね。まだ引っ越しまでに2週間あるので空っぽなのですが、バイクでキャンプ道具(ベッド、チェア、寝袋などなど)を持ち込んで泊まり込んでみましたが――大変よろしい。

母方のじいちゃんが東京で不動産屋を営んでいたこともあり、永く賃貸派でした――じいちゃんも「新しいところを転々とするのがよい」と言っていました――が、分譲には賃貸にはないいいところもあります。どっちがお得か――というのは状況次第でもあるので一概には言い切れませんが、そもそも地方都市だと東京ほど新しい物件がポコポコでない(供給、流動性がない)ので、新しい物件をリーズナブルに借りるのは難しいです。そもそも、物件がそれほどない。それに、クッソ安い家賃相場から逆算してハコを建てると、まぁ、それなりの品質になりますよね。その点、分譲は「買ってもらう」ためにあれやこれやと盛るので、設備的には満足できます。うちの物件はいろいろあったみたいですが、それなりにハイグレードみたいですし。個人的にも、

  • ゴミをいつ出してもいい(市の回収以外にも、マンション独自の回収がある)
  • セコム完備
  • エレベーターが2機(片方はちょっと大型で、非常用電源対応)
  • 一括受電でちょっと電気代が安い
  • プロパン → 都市ガス化によるガス代削減も見込める

あたりは気に入っています。変動金利の高騰や固定資産税に殺されないかぎりは、分譲もありかなって感じ。

あとね、移住してきて5年になるけど、いまだに「いつか東京帰るんでしょ?」みたいに言う人がいるんですよ。よっぽどのことがない限り、嫌ですよ、ずっとここにいますよ。自分用語でいうとことろの「東京への引力」を振り切るためにも、実はこっちに来て3年目ぐらいからなんとなく分譲は視野に入れていました。

物件購入の決め手は、ずばり JR 松山駅から徒歩10分圏内の立地です。松山市は JR 松山駅よりも伊予鉄の松山市駅の方がにぎわっているので、地元の人からすると「JR かよ」って感じかもしれませんが……県外に出る機会の少なくない自分にとっては、空港や JR の駅が近いのはむしろポイントかな。なんだかんだで伊予鉄の市内電車(チンチン電車)や徒歩で市駅・街の方に出るのは苦ではないし、悪い場所ではないと感じます。探してみるとご飯やさんも結構あるし、スーパー銭湯近いし、手を伸ばせばだいたいのモノに手が届く感じがいい。今の家と比べると、コンビニがちょっと遠くなったのだけが少し不便かな? それも、徒歩3分が10分程度になっただけですが。再開発でさらなる利便性向上が期待できるのもいいですね。今住んでいる山越ではちょっと……無理っぽい。

正直なところを言えば、マンションよりも古民家をリフォームして住みたい欲の方が高いのですが、老いた父が死ぬまでは便利なところに住んでおこうかなって感じ。15年かそこら経って、改修の時期に売り飛ばして(← それまでに繰り上げ返済しちゃって)移住できたらちょうどいいんだけどなって思っています。それまでにいい感じのところを見つけられたらいいな。


追伸

4月9日:一人で恋愛映画見に行った ~『ソローキンの見た桜』

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安くチケットを譲ってもらったので、仕事じまいをした後、大街道まで出かけて『ソローキンの見た桜』を観た。日露戦争のとき、松山市にあったロシア人捕虜収容所を舞台にしたラブロマンス。「日露戦争時代のロミオとジュリエット」って触れ込みだけど……どうなんすかね。

ロシア兵捕虜に関しては、以前本で読んで多少は知っていたし、お墓にも足を運んだことがある。『坂の上の雲』にもちょっと描写があるよね。

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この墓地は山越の我が家からは約10分ほどの小高いところにある。いい塩梅に勾配があったので、ランニングコースにしていた。まぁ、毎日行くうちに飽きちゃってやめてしまったのだが……。もともとは違う場所にあったらしいけど、ここに移設されたと聞く。

それはともかく、映画ですよ、映画。松山が舞台ということもあり、市民には結構知られているタイトルだけど、実際見にくる人はさほど多くはないみたい。平日の夜ということを差し引いても、僕を含めて劇場に3、4人というのは少し寂しい。――とりあえず、ビールとポテトのセットを抱えてスタンバイ。

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この映画、なんとなくだけど『永遠のゼロ』の二番煎じというか、祖母(?)のラブロマンスを現代を生きる孫(新聞記者)が追う……という流れになっているのだが、現代パートの演出や演技がちょっと見ていられないレベルだった。そもそもね、地元の人間は坊っちゃん列車で移動しねえよ。松山の観光アピールも兼ねてるんだろうけど、それ見ただけで白ける。

でも、過去パートはフツーによかった。昔の三津浜ってあんな感じなんだろうか?(どこまで真面目に考証しているのかわからん) 墓地にあった胸像の大佐、動いてる!(しかも結構、再現度高い?) イッセー緒方はちょっと演技が大げさな気もするが、やっぱり安定していていいな。いい味出してる。

感想としては、「現代パートをサックリ削って、過去パートの尺を伸ばして掘り下げれば、結構いい感じになったのでは」と思った。ラブロマンスとしてはちょっといまいちだったので、なんかもっと盛り上がるポイントも欲しい。どうせ史実をベースにしたフィクションなんでしょ? 大胆にやっちゃってもよかったんじゃないかなぁ。

後日談

行きつけの居酒屋で「観たよ」っていったら、「ソローキン? どんな人が見に行くのかと思ったけど、目の前にいた」って言われて、思わず笑ってしまった。みんなが想像している観客像から、僕ほどかけ離れた人間もなかなかいないだろう。

あと、生まれて初めてムビチケのチケット使った。ムビチケ童貞を捨てられて満足。

2月15日:檸檬楼

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金曜日は、三津まで飲みに行った。地元の R 君と、檸檬楼というお店を訪ねる。

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このお店は古民家をリフォームしたのだそうで、なかなか味のあるたたずまいになっている。遊郭風?なのだろうか、室内は赤色を基調にオシャレにまとまっている。マスターはいかにも風流な感じの人だ。

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とりあえず一番安いコースに飲み放題2時間を足して、適当にその日のメニューを追加してみた。このコースではおばんざいを2種類選べるので、2人で4種類。分け合えっこすれば結構楽しめる。この日は奢ってもらっちゃったのでなんぼしたのかは知らないけど、個人的には結構気に入ったかもしれない。

ちなみに、お店の名前の由来は、梶井基次郎の『檸檬』からとってるのだとか。行きつけの居酒屋の紹介だったこともあり、いろいろお店のことを聞けた。

tabelog.com

おまけ

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実はここ、ランチもやっていて、カレーがなかなかおいし。近場の人は是非どうぞ。

10月17日:なにも悪いことしてないのに 12,000 円を失って泣いてたら、居酒屋で慰めてくれた

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水曜日、あんまり覚えてないけどたぶんめっちゃ晴れ。

この日は、父ちゃんが松山を離れて海外へ長期出張に旅立つというので、空港まで見送ってやろうかと、無職の仕事を早めに切り上げた。午後3時半、タクシーを呼んで空港へ向かう。

空港までの道は割かし空いていて、タクシー代は 2,000円で済んだ。財布に金がないというので、父に代わり、自分が支払って領収書をもらう。父がスーツケースを引いて ANA のカウンターで手続きを済ませる間、出発までの間に何を食べようか、などと考えながらしばしぼーっとしていたのだが、なぜか父がスーツケースを引いたまま戻ってくる。

「財布をいれたカバンを家に忘れた」

財布だけなら当座のカネだけ貸してそのまま出立させてもよかったのだが、ほかにもチケットだのなんだのが入っていたらしく、そうもいかない。仕方なく、またタクシーを捕まえて家まで戻る羽目になった。今度は少し時間を食い、タクシー代が 2,500 円かかった。また空港に行って帰ってくるのはさすがに馬鹿らしく、自分は見送りを断念したのだが、父はまたタクシーで空港へ戻らねばならない。さっきの 2,500 円に上増しだから、最終的にはおそらく 5,000 円近くになるのだろう。あいにく財布には千円札が3枚しかない。僕は泣きながら1万円を差し出し、父の乗ったタクシーを空港へ追い払った。

なにもわるいことはしてないのに、12,000 円も消えた。悲しみに打ちひしがれた僕は、何をする気も起きず、しばし自室でぼーっとしてた。ほんとは空港の帰りに本屋によって、それをツマミに居酒屋で独り飲もうかなどと考えていたが、そんな気はとうに失せてしまっていた。

すると R 君が Slack で「街に出てくる気はないか」と言う。街での用事のついでに、僕を慰めてくれるらしい。家から出るのは面倒くさいという気分がないといえばウソにはなるが、気持ちはありがたく、ヘッドフォンと新書と財布と家のカギだけを小さなカバンに詰めて、バスに飛び乗った。


バスは堀端を通って市役所の脇を抜け、市駅へ向かう。待ち合わせまでにはまだ時間があるので、終点の一つ手前、千舟町のバス停で降りて、ジュンク堂へ寄る。振り返ると松山城の天守閣が望めて、自分はこの辺りが割と好きだ。

本屋では分厚い本3冊と、文庫本1冊を買った。

負債論 貨幣と暴力の5000年

負債論 貨幣と暴力の5000年

イスラム帝国夜話(上)

イスラム帝国夜話(上)

イスラム帝国夜話(下)

イスラム帝国夜話(下)

リヴァイアサン2 (光文社古典新訳文庫)

リヴァイアサン2 (光文社古典新訳文庫)

お会計は4万円。値段を見ずにカウンターで生産をしてしまったのだけど『タヌーヒー』(上下巻)が割と高かったみたい。もう今月は本を買わない(買えない)。


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6時前、R 君と U さんと落ち合い、少し歩いて U さん行きつけの呑み屋に入る。ハギのお刺身があったので、ポンズにキモをいっぱいぶち込んで食べた……満足。何の話をしたのかはあまり思い出せないけれど、割と楽しく過ごせた。楽しかったので、ついここのお会計は全部自分がもってしまう。

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U さんとはそこでお別れした。明日も無職の仕事があるので早めに切り上げようとは心掛けていたのだけど、ちょっと飲み足りなかったので R 君を誘って2次会に向かう。今度は R 君が奢ってくれるというので、出汁茶漬け屋さんに入った。前々から気になっていたのだけど、ちょっと高そうで気が引けていたが、他人の財布なのだから、なに、構うことはない。

店はコの字型のカウンター形式になっていて、真ん中で板前さんがキビキビと動いていた。出汁をたたえた小さめの鍋がいくつもホットプレートの上に載っていて、いい香りがするような気がしないでもない(← 酔っぱらって嗅覚はすでにない)。本当は出汁茶漬け屋さんなのだけど、単品のメニューもあったので、まずはといくつか頼んでみると、どれも大変美味しい。これは期待が持てそうだ。

出汁茶漬けの種類は、1,000円ぐらいのモノから伊勢エビ 5,000 円までさまざま。一瞬だけ「伊勢エビを頼んでやろうか」などと企んでいたのだけど、イカスミの出汁茶漬けを幸せそうに食べてる R 君を見ると、それも酷な気がする。そんなわけで、焼き白子を頼んだら――品切れでした。まぁ、悪いこと考える子には、こういう罰があるんだな。でも、代わりに頼んだハモも美味しく……ってか、むしろこっちでよかったか? 大変幸せな感じでした。

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P.S.

松山:最近食べたもの

奴寿司(2018/09/17)

父がそろそろまた海外出張に出るというので、送別会も兼ねて道後まで出かけた。初めて入るという「飛鳥の湯」を案内し、その前にある寿司屋「奴寿司」に入る。ここは以前にも友人が遊びに来た時に使ったが、大将の愛想がよいのが印象的だった。うちの父はすぐ料理にケチをつけるのがダメなところだと思うけれど、ここならば楽しく話ができるだろう。

その日は確か月曜日(敬老感謝の日で休み)で、市場から仕入れがなく、お魚の種類はあまりなかったけれど、それでもお刺身をつまみながらお酒を飲んでるうち、次第に場も温まってきた。すると、一人の外人さんが暖簾をくぐって入ってくる。ラテン系の鼻の高いイケメンだ。さすが道後、外人さんのお客さんもくるんだなぁ……っていうか、接客とか大丈夫なのかなぁ、と思ってみていると、流石というべきか、大将は英訳された・写真付きのメニューを片手に、べったべたな英語で案内を始めるではないか。意思疎通もちゃんとできているようで、モノの数秒で何を注文するかが決まったようだ。道後温泉本館の受付のおばちゃんが外人のお客さんを相手するのも見たことがあるが、どうして、みんな堂々としていてすごい。自分にもそういう度胸があればいいのだが。

ちなみに、外人のお兄ちゃんはイタリアから来たのだそう。近所に住んでいるのだという女の子が一人、また店にやってきたので、途中からお相手はそっちの方にお任せしたのだが(おっさんとしゃべるよりかわいい女の子としゃべる方がいい思い出になるやろう!)、PENTAX のよさげなカメラをもった気さくな人で、つたない英語で「なんでイタリア人は女の子を見るとすぐに話しかけるのですか?」と失礼なことを聞いても、爆笑するばかりで、けっして怒ったりはしなかった。あとは「英語で"敬老の日"ってなんていうんだろう?」みたいな話をしてた気がする(自分は適当に a national holiday for old men and women みたいに表現してたが、本当は Respect for the Aged Day and Seniors' Day などというのだそうな)。

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そのあと、大将は「作りすぎたから」と煮つけを出してくれた。これがまたおいしい。あまりこういう店で写真を撮らないようにしているのだけど、これだけは記念に撮っておいた。お土産に太巻きもいただいて、楽しく過ごすことができた。

瀬戸寿司(2018/09/28)

瀬戸寿司は三番町八坂通りにあるお寿司屋さん。その日は「笠組」で父と夕食をとったあと、酔っぱらった父をそのままタクシーで家へ送り返し、三津浜から @ramusara さんを召喚して街でのんでいた。最初の店は庶民的な雰囲気に好感が持てるいいお店だったが、それほど美味しくなかったというのもあり、口直しというわけではないが、たまたま見つけたお寿司屋さんの戸を叩いてみることにした。

今思えば、財布の中身も確認せずに豪胆なことをしたもんだと思う。

カウンターで腰を下ろし、正直に「3軒目なんですよー(@ramusara さんは2件目だけどwww)」などと白状すると、お通しとお刺身をよしなに整えてくれる。ヘビーなのはもうダメだけど、まだお酒は飲みたい、そのお供になるようなおいしいものを胃袋の隙間に入れたい――というフワッとした要求に応えてくれるちょうどいい献立で、実はここで初めて「あれ、ここ、高くてよいところじゃねーのか?」と気づいた。

使ってる器も面白い。カケたところは、金で継いである。話を聞くに、作陶も大将自らがなされるとの由。そこから話が広がり、書の話や茶道のお話なんかをすることになった気がする。まぁ、自分はお茶なんぞしたことはないのだが、有名な茶器の謂れなどは「へうげもの」(や博物館など)でお勉強していて、ちょっとは知っていたのだ(えっへん!

へうげもの(1) (モーニングコミックス)

へうげもの(1) (モーニングコミックス)

そしたら、帰りに金で継いだ器をいただいてしまった。自分は器の良し悪しのわからない男だけど、なかなか味のあるモノだと思う。さっそく父ちゃんがこれで卵かけご飯を食ってたけど、何やら美味しく感じるのだそうな。自分だったらせめてもう少し小さめに盛るけどな……(

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ちなみに、お会計は一人8000円位だった。最後、お寿司をちょっとつまんだ程度だったのにで、この程度の致命傷で済んだけど、しょっぱなから行ったら割と取られそうだな。でも、今度はゆっくり・ガッツリ食べに行きたいなーと思った。

炭焼酒房 嬉楽家(2018/10/06)

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10月6日は、松山のお祭り。その日は行きつけの居酒屋のいも煮大会に誘っていただいていたので、2人ほど誘ってお邪魔した。通いだして割と長いけど、こういうのに誘ってもらえるのは初めて。去年は初めてミカンもらったし、ようやく松山にもなじめてきたのかなぁ、と感じる。

午後2時から、ほくほくした伊予美人のいも煮をつつきながら、ながながと飲むのは楽しい。途中、お神輿がやってきたのでちょっと乱暴めに激励してあげる。外から来た人間なので、こういう祭りには参加せず、遠巻きに眺めて楽しむだけだったけど、ちょっと身近に感じました。

9月14日:飲み会で石鯛

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久しぶりに @nakaji 先生が登場するというので、街で飲み会をセッティングした。場所は K さんが教えてくれた「まつだ」というお店。こじんまりしてるけど、お魚がおいしいらしい。

r.gnavi.co.jp

行ってみたけど、実際すごかった。その日は石鯛がお勧めというので頼んだけど――

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スゴかった。僕は石鯛だけで結構おなか一杯になってしまった。若い子たち(5人で行ったのかな?)は他のものも頼んでいたみたいだけど、ぶっちゃけ覚えていない。

飲み会では @nakaji 先生の話を聞こうと思っていたのだけど、やっぱり僕がべらべらとしゃべってしまい、なんかいつも通りになってしまった。なんだかね、楽しくなるとしゃべりまくってしまうんだよな。黙っていられなくなる。正直、自分のそういうところはあまり好きじゃないんだけど、まぁ、もって生まれたものだから仕方ない。

もって生まれたものと言えば、僕の酒癖の悪さも話題になった。以前、結構迷惑をかけたっぽいんだけど、何をしたのかさっぱり覚えてないんだよな。みんな「(殴ったりはしないから)大丈夫」って口をそろえて言ってくれるんだけど、なんか目に憐みの情だかうっすらとした笑いが浮かんでいて、自分は何をしでかしたんだと恐れおののく。まぁ、たぶん抱き着いたりとかしたんだろうな……この前も気が付いたら上野駅で寝てたし、若いころのような体力がないのを自覚して、お酒はほどほどにしないと身を亡ぼすと思った。

そのあとはなんかこじゃれたバーに連れてってもらったりした。3次会で切り上げてたこ焼きを買って帰ったのだけど、あまりおいしくなかった(まずい、というか味が足りない感じ?)。前に買ったところはそんなにまずくない、というか普通に美味しかったので、場所によるのかもしれぬ。いつも手近なところで買っちゃうので、どこで買ったのかはさっぱり覚えてないんだが。

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8月23日:親方と道後で飲んだ

台風が迫る木曜日、親方(と呼んでおこう)から連絡があって「松山を観光するならどこがいい」。松山なら「だるやなぎ」見物一択だろうと思いつつも、松山城や石手寺をおすすめしておいたのだけど、結局、道後に泊まるというので、近くで少し飲もうよという話になった。

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7時半ごろ、RX1-MR2 をもって市内電車に乗る。

ちなみに、RX1-MR2 で写真を撮ると初期設定で 7,952×5,304 ピクセル、サイズにして1枚 12MB ほどになる。当然はてなブログにはそのままアップロードできないので、この前作ったツールが大変役に立つ。っていうか、このためだけに作った。最初は PC に写真を吸いだしたらリサイズしてはてなフォトライフと同期するようにしようかなって思ったのだけど、すべての写真を使うわけでもないし、クリップボードを介してアップロードした方が何かと小回りが利くと思う。

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宣伝はここまで。

RX1-MR2 は割と雑に、たとえばカバンにカラビナでぶら下げて歩いていたりするのだけど、露出ダイヤルの設定がちょっと変わりやすい? 知らない間に +2 とかになってしまってて、あとで見て失敗っていうケースがたまにあった。

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そんなわけで、何十枚か撮ったうちのほとんどが役に立たなかったけど、それでも、ホテルで晩飯をドカ食いしてる親方を待ちながらあちこち散策しているうちに、いろいろ慣れてきたかも。

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今のままだと完全に宝の持ち腐れだし、だれか詳しい人に教えてもらいたいもんだ。題材のセンスが悪いのは仕方ないとしても、もう少しダイヤルのこねくり方をマスターしておきたい。

そうこうするうちに写真を撮るのにも飽き、さすがに待ちくたびれてきた。生ぬるい風が勢いを増し、いまにも雨が降ってきそうだ。親方には悪いが、さきにどこか店に潜り込んで待とうと画策する。

しかし、台風を控えているせいか、道後はあまり店が開いていない。まだ8時半過ぎなのに、地ビール屋も寿司屋も閉まっている。これはこまった、やはり街に行くしかないかなと思いながら、あまり期待せずに飛鳥の湯の方に歩くと、なんと道後地ビールの別館があいているではないか。本館は閉まってるのに! 立ち飲み屋なのは少しあれだけど、もはや贅沢は言ってられない。カウンターに陣取り、地ビールをホイホイ吸収し始めた。

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店には結構珍しいビール、それに日本酒、焼酎がいっぱいあって、つまみの種類があまりないのを除けば、悪くはなかった。そうこうするうちに親方が――急な雨と一緒に!――やってきて、その日は近況報告と、最近のセキュリティ業界についていろいろ話を聞いた。

次はだれがくるかな? まぁ、こういう酒ぐらいならいつでも奢るで。

8月8日:松山 → 東予港 → 大阪(南港)

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今回はバス(特急・新居浜行き)で小松へ出て、東予港までの無料バスへ乗り継ぐルート。JR 松山駅から東予港へ向かうルートとしては(到着時間の早い順、発着時刻は今度ダイヤが変わるっぽいので参考まで)、

  1. 特急バス+無料連絡バス(松山 18:20 →19:48 小松 20:13 → 20:21 東予港):予約不要。特急バスは 1,390円
  2. 伊予鉄+特急バス+無料連絡バス(松山 約18:20 → 横河原 19:06 →19:48 小松 20:13 → 20:21 東予港):横河原 で上の便と合流、小松で乗り換え
  3. JR+バス(松山 20:36 → 21:25 壬生川 21:43 → 21:53 東予港):今治駅発 21:07 のせとうちバス(有料)と壬生川で合流
  4. 直通連絡バス(松山 20:40 → 22:11 東予港):要予約、有料。出航ちょい前に到着するのでちょっとあわただしい

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今回は、(1)をチョイス。早めに無職の仕事を切り上げて、パパっと荷造りをして、県庁所在地の玄関口にピッタリなデザインで有名な JR 松山駅へでます。夕日がちょっときれいだったかもしれない。

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ちなみに、特急・新居浜行きのバスは3番乗り場から。伊予鉄バスとせとうちバスが交互に運行しているのかな? うちは伊予鉄バスでした。この路線は松山道を使わず、下道を走ります。そのため、アップダウンやカーブが厳しいので注意。乗り物が苦手だと少し酔うかもね。でも、早めにフェリーについてゆっくりしたい場合はこれが一番おすすめの便。

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途中、小松総合支所前 というバス停でおります。このバス停はコンビニ併設(むしろ、コンビニの敷地にバス停がある?)で、電源付きの待合室もあります。少し待つけど、苦にはならないはず。

東予港行きは

  • 20:13
  • 21:11

の2本で、料金は要らないみたい(20:13 の便しか試したことないけど)。整理券を渡すだけで、そのまま降りていいよと言われます。

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今日の便は「おれんじ8」。オレンジフェリーは今度、新造船「おれんじ えひめ」を投入する予定で、乗るのはたぶん今回が最後かな。新造船は楽しみだけど、松山にきてから「おれんじ7」「おれんじ8」には結構お世話になったので、ちょっと寂しくもありますね。

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そんなわけで、その日の夕食は少し奮発?してみました。まず、「鯛の鳴門焼き」で乾杯。鳴門焼きってのは何なのかよくわかんなかったけど、ビールにピッタリで美味しかったので気にしないことにする。

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ついでに「鯛の刺身」をグレードアップして、「宇和島鯛めし定食」にグレードアップ。ダシに卵とタイの切り身を入れて、ご飯にだばーっとかけていただきました。うまうま。生ビール1杯付きで、計2,050円。

夏休みのせいか、船内は子ども連れが多かったけれど、2等寝台で相部屋になった子たちはみんな行儀のいい子でした。こそこそ内緒話をして、ときどきケラケラ笑って両親にたしなめられていたけれど、それも含めてかわいらしい。おっちゃんは独りで iPad mini で本を読んでいましたが、いつのまにか寝落ちしていたようで……目が覚めるともう朝の5時でした。朝風呂に入ると、ちょうど南港に入るところのようで、沖に泊まるタンカーが2、3、朝日に照らされてうずくまっていました。

7月30日:JNCA 日本ネットクリエイター協会(と文芸美術国民健康保険組合)に入った

愛媛県松山市はたいへん住みやすい街だと思うんだけど、唯一のネックが国民健康保険料。実は割と高めらしい。

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from: 国民健康保険料 高い自治体(市、区) ランキング

健康保険料は収入や世帯構成によってだいぶ変わるので比較は難しいのだけど(今もこのランキング通りとも限らない)、体感的にも結構高いなぁ、と感じる。松山市によると(あぁ、投書して聞いてみたんだよ)「頑張ってあれこれいじって負担が少なくなるように頑張ってる(意訳」とのことだけど……健康保険料のことを考えると体調が悪くなる。健康保険料が一番健康に悪いって何の冗談なんだよって感じ。

んなわけで、できれば国民健康保険を抜けて、保険料が安いと評判の文芸美術国民健康保険組合に入れたらいいなぁ、とかねてから思っていたのだけど、これに入るには保険組合に加盟している組合に入らなければならない。文筆家やコピーライター、デザイナーなど、いろんな組合があるのだが、自分が入れそうなのはなかった。あんまり「文芸」とか「美術」とかに縁のない仕事だしな……などと思っていたのですが!

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日本モータースポーツ記者会……「記者」ってあんまり「文芸」やら「美術」やらっていうイメージはないんだけど、イケるんだなぁ。というわけで、自分もチャレンジしてみた。テキストかいて暮らしてる点では、わしも「記者」もたいして変わらんじゃろ。

JNCA 日本ネットクリエイター協会

加盟組合の中で、唯一自分が入れそうだったのが「JNCA 日本ネットクリエイター協会」。まぁ、オンラインでなんか謎の活動してるしな、フリー素材とか。そのうち YouTuber をやらされる可能性もなくもないし、ネットクリエイターを自称してもよかろうと思う。

www.jnca.or.jp

というわけで、書類を整えて「入れてやでー」とお願いしたら、あっさり「ええやでー」と返事が返ってきた。ただし、「文美に入れるかは保証しない」という。つまり、入会金+年会費=3万円を支払えば、文美に入れるかどうかのガチャを無料で引けるわけだ。3万円といえば、ヤクルト400およそ350本分……ちょっと厳しいけれど、やってみる価値はある。

文芸美術国民健康保険組合

その週のうちに、JNCA から文美ガチャの書類が届く。書類仕事が大嫌いな僕だけど、今回ばかりは本気で取り組んで次の日にはポストに投函。しばらくすると、お姉さんから電話がかかってきた。

「お聞きしたいことが……」
「なんなんやで( ^)o(^ )?」
「確定申告の書類で、職業欄が情報サービスなどになっているのですが……そういう場合はお断りしています」
「ふぁー!( ^)o(^ )」

freee で確定申告の書類を作るとき、あんまり考えてなかったんだが……文筆家あたりにしとけばよかった。けれど、日頃やってる謎の無職の仕事を丁寧に説明するとわかっていただけたみたいで(成果物をコピーして送ってあって、そっちは問題なかったみたい)、来年の確定申告のときに職業欄を「文筆家」にするということで決着がついた。まぁ、毎日かなりの文字数を書いて暮らしてるから、「文筆家」でも間違いではあるまい……うぅぅ……まさか「文筆家」を名乗ることになるとは……もうちょっと文章力ないと恥ずかしいな。ってか、マジでちゃんと小説の一本でも書いて Amazon で売ってみるか、「文筆家」らしく。

それはともかく、無事審査も通って、先日黄色い健康保険証がきた。

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ちょっと面白いのは、保険証に雅号・ペンネームを載せられること。なにか書いてもらおうかなとも思ったけど、今回はパスした。「だるやなぎ」では格好がつかないしなぁ……なにか「画狂老人卍」みたいなカッコいい雅号を思いつくまでは空欄にしておこうと思う。

文美の審査にあたって注意しなければならないのは、アフィリエイトブログみたいな「広告」で収入を得ているだけではダメってこと。納品した報酬が主な収入である必要がある。なので、どこかの出版社かメディアと取引がないと厳しいんじゃないかな? まぁ、やってみなきゃわからないけど。

で、結局どれぐらい安くなったのか

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文美の保険料は「16,000円+3,600円(後期高齢者支援金分)=19,600円」(最近また高くなったらしい、後期高齢者支援金分のせいだな)。年間で、235,200円……だいたい10万円以上、2/3 ぐらいに支出を圧縮できた。はぁ……不安定な身分だから、安いのはすげえ助かる! 保険証を受け取ったその日に市役所に行って、さっそく保険の切り替え手続きも済ませた(松山市役所の場合、別館の3Fに国民健康保険を扱う部署がある)。お祝いにビールと宅配寿司でお祝いした。小学3年の頃、交通事故で死にかけて以来、医者とは無縁の生活で、薬局に行くことすらない生活だけど、これからもこれを続けていきたいと思いました。とりあえず、5年間受けてない健康診断に行こう……。

ちなみに、健康保険料が 235,200 円を下回ったことって、フリーランス2年目に住民税非課税世帯に転落したときぐらいだと思う。松山市の場合は年収200万ちょっとでこれぐらいは余裕で取られると思うから、文美に入れるなら入らない手はない。国民健康保険は健康を害する。

7月7日~8日:豪雨の被害

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明け方、iPhone の緊急速報で叩き起こされた。幸い、自分の住んでいるところは問題なかった――というか、引っ越しに際して結構リサーチしてあるから大丈夫。こう見えて、割かし備えるタイプなのだ。東京に住んでた時も、何かあったら歩いて帰れるところ、浸水しないところを選んでいたので、震災の際もちゃんと歩いて帰ることができた。

そもそも中予(愛媛県の中部)は三方が山で守られてて災害は少ない。山を隔てた南予は大変そうで、ちょっと心苦しいところあるけど。加えて、ウチの家は少し内陸&大きな川からは離れているので浸水の心配は少ないし(その代わり水不足だけどw)、がけ崩れの恐れのある山沿いでもない。ハザードマップを見ると近くの小さな川が氾濫する可能性がゼロではないことがわかるが、住んでるのはマンションの7階だし、あまり問題にはならない。最悪、バイクがダメになるぐらいか。心配は地震ぐらいだけど、それを言い出したら日本中、地震からは逃れられないわけで、そこは気にしない。

つまり、ほぼ大丈夫なところをチョイスしているのだけど、それでもいくつか影響はあった。

ネットがつながらなくなった

お客様各位、

xxx.synology.me への接続は 2018-07-07 09:14:24 +09:00 より消失しました DiskStation のネットワーク接続をご確認の上、DDNS サービスが有効になっていることを確認してください。

以上、よろしくお願い申し上げます。
Synology アカウント

ネットの調子がおかしいなーと思ってたんだけど、光回線が死んだ。詳しい時刻はわからないけれど、Synology が繋がらなくなったのは9時半前みたいなので、それよりちょっと前のことだと思う。

しょうがないので、モバイル回線と WiMax2 でしのいでいる。Alexa が動かないのが不便……。

TV が映らない

ワールドカップとか将棋がみたかったのだけど、TV が映らなかった。

USB チューナーで観れるけど、電波がよくないのであまり見る気はしなかった。ニュースは麻原彰晃の死刑と水害の話しかないだろうし、そういうのはネットでも見れる。

翌日、共用玄関に降りてみると、「テレビ映んなくてごめんなさい」っていうチラシが入ってた。

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どうやら漏電っしちゃったらしい。玄関のオートロックが動かず、自動ドアが解法状態になってたけど、家の電気やエレベーターは無事なので、まぁ、そんなに困らない。でも、ネットも含めて復旧時期未定だったらちょっと仕事に支障が出るなぁ。しょうがないので、日曜日に少し仕事をして、月曜日、そんなにあたふたしないで済むようにした。

とりあえず、災害時の情報収集はラジオが最強らしい。ついでに動くかどうか確かめておいた(動いた)。

インターホンが壊れた

たぶんテレビが使えないとかの関係で、インターホンもダメだった。ずっと家にいたのに、郵便物を持ち帰られちゃって悲しかった。

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明日は晴れたらスーパーに買い出しに行こうと思う。葉のモノを食べつくしてしまった。