だるろぐ

明日できることは、今日しない。

2012-01-08から1日間の記事一覧

ヌマと宗教

ヌマについては、リュクルゴスほど感銘を受けたり、驚かされたりすることはなかった。ヌマは土着の宗教をうまく活用して、共和国に倫理という背骨を植えつけた。それ以外について、たとえば法律に関しては、とくにない。ただ、父親は息子を奴隷と売っても良…

リュクルゴスと"全体主義的"共和主義

リュクルゴスは、「共和国は生きている」ということをよく知っていた。共和国は、常に新たに参加するヒト(出生・移住)と去っていくヒト(死去・移住)の動的平衡として、存在する。共和国は、王国と同じく、常に「継承」されてゆく。 上の漸化式は、差分方…

リュクルゴス自身も、言葉少なで格言風の言い方をしたらしい

スパルタに民主制を要求したヒトに曰く、 ならば、まず貴殿の家を民主制にしたまえ なぜお供えをケチるのかと問われ、 われわれが神を崇めることを怠けて間引いたりしないように (一度の量より頻度や継続性のほうが大事) リュクルゴスが創り上げたスパルタ…