だるろぐ

明日できることは、今日しない。

大三島まで初詣に行った

元日はあいにくの曇り空、初日の出を拝むのは難しい……というのは天気予報で知っていたので、朝は目覚ましをかけずにぐっすり寝た。それでも朝の8時にはパッチリと目が覚め、大変活動的な気分になる。親父をたたき起こして、今治の喜助の湯にでも入ろうと、S660 をマンションの機械式駐車場から引っ張り出して乗り出した。

北へ進路を取り少し走り出すと海に出たが、空はスカッと晴れ渡っていた。ルーフを開けて走ってもよいぐらいだ(ナビシートの人が反対したのでこれは断念)。「せっかくいい天気なのに、お風呂に入るだけではもったいない」――今治市街はそのまま通過して、しまなみ海道に乗り、大三島へ向かうことにする。大山祇神社で初詣だ!

通常、大山祇神社へ向かうには大三島 IC を左に折れて、山の中を行く。けれど、今回は急ぐ旅ではなし、島の南をぐるっと回って、景色を楽しんだ。

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ついでに宮前港から神社の参道に入り、地ビール屋さんでお持ち帰りのシュワシュワ(1番と4番)を確保。正月だからあまり期待していなかったけど、お店が開いていてめっちゃうれしかった。

大山祇神社はいつもそれほど人が多くなく、静かでよいところなのだけど、さすがに元日ということもあり、人出が多く、それを当て込んだ屋台も数件出ている。駐車場を求めるクルマは長蛇の列をなし、動く気配がない。けれど、僕らはあまりクルマのこない反対側からきたこともあり、すんなり駐車場を見つけることができた。よい景色が見れた上に、渋滞を避けられて、大変気分がよい。

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――というわけで、元日の大三島は南回りか北回りでぐるっと回った方がよいと思う。なんなら、少し遠くはなるが、旧大三島町役場(現在は今治市の支所、コミュニティセンター?)の広い駐車場に停めてしまい、参道をゆっくり散歩しながら神社に向かうとよいだろう。

話が少し逸れた。

お参りを済ませて(30分ぐらい並んだ)、商業繁盛の木札を買い、帰りに出店のイノシシコロッケを買って食べた。

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行きしなにソーセージを味見させてもらって目をつけていたんだが(← 鳥居をくぐる前に獣肉食べんなよ!)、普通のコロッケよりちょっと野性味があって、大変おいしかった。

――しかし、そこからが問題。

気まぐれで大三島まで足を延ばしたために、燃料がない。島のガソリンスタンドにお金を落とすつもりが、元日のためかどこも開いていない。燃料の残量計が2メモリしかない状態でしまなみ海道に上がり、アクセルをずっとパーシャルにしてエコ運転を心掛けたが、とうとう大島(大三島じゃない)を越えたあたりで燃料メモリがなくなり、マジでガス欠になりかけた。幸い、今治 IC まではたどり着くことができ、近くのガソリンスタンドを何件かあたってやっとの思いで給油できたが……かなり冷や冷やものだった。

教訓:元日は燃料を早めに補給しておく

ちなみに S660 のタンク容量は 25L。航続距離でいうと、だいたい 380km ぐらいかな(15km/L 計算)。燃料計の上の方の目盛りはなかなか減らないけど、下の方になると割と急に減っていくような気がするので注意しておきたい。

その日は、今治の喜助の湯で冷や汗を流し(露天風呂で天皇杯の決勝をちょっと観てた)、ルーフを開けて山ルートをとり、松山まで戻った。温泉で火照った体に、ほどよい新年の冷気が気持ちよかったけど、父ちゃんは鼻水ずるずるになってた(=人=

だるろぐ PV ランキングで振り返る、わいの 2019 年

今年はあまりブログを書かなかったのだけど、とりあえず振り返ってみる。ちなみに、去年はこちら

  1. Connected Devices プラットフォーム というサービスが CPU を浪費する - だるろぐ
  2. 1月21日:S660 の試乗をしてきた → 気絶しているうちに…… - だるろぐ
  3. 3月25日:S660 が納車されました - だるろぐ
  4. メモ:プリンターで白黒反転して印刷される - だるろぐ
  5. 5月10日:だるハウスのカギを受け取りました - だるろぐ
  6. 特定条件下で OneDrive が同期されなくなる - だるろぐ
  7. 2018年に買ってよかったと感じたもの、悪かったと感じたもの - だるろぐ
  8. Surface Dock に USB 機器を接続しても認識されない - だるろぐ
  9. 7月1日:すまい給付金を申請してきました - だるろぐ
  10. 2月25日:18禁ラーメンを食べて死にかけた - だるろぐ
  11. 5月29日:汚いキーボードを掃除したらなんと昇天してしまったので悲しんでいたところ、新しいキーボードが生えてきたのだが - だるろぐ
  12. 京アニの事件について - だるろぐ
  13. 4月20日:39歳になりました - だるろぐ
  14. 2月17日:確定申告終わりました(freee で電子申告! - だるろぐ
  15. Surface Dock のファームウェアってアップデートできるんだって - だるろぐ
  16. 3月22日:最寄りの銀行の支店が閉鎖したその日、だるハウスの手付け金を振り込んできた - だるろぐ
  17. 4月13日:四国カルスト~室戸岬 - だるろぐ
  18. 勝手におカネを増やしてくれるらしいという THEO をはじめた - だるろぐ
  19. 日帰り~一泊の場合のモバイルバッテリー運用 - だるろぐ
  20. すまい給付金を申請してから、受け取るまでにどれぐらいかかるのか - だるろぐ

クルマを買ったり、マンションを買ったり、ブログには書いてないけどネコを飼ったり、割と激動の年になりましたね。常々「ほしいなぁ」って思ってた環境が全部手に入った感じ(ただし「理解のある妻」を除く)。

Le chat

Je souhaite dans ma maison:
Une femme ayant sa raison,
Un chat passant parmi les livres,
Des amis en toute saison
Sans lesquels je ne peux pas vivre.

理解のある妻がいて
本の間を歩くネコがいて
それなしではどの季節も生きてゆけない、そんな友達がいる。
そんな家に、わたしは住みたい。

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半面、仕事がちょっとしんどくて、ブログを書き続けられなくなったり、読む本の量が激減したり、プログラミング的なことをしなくなるなど、活動面では充実したとはいいがたい年になりました。休める時間があれば、お酒飲んで、ゴロゴロとマンガを読んだり、ゲームで憂さを晴らす感じ。精神の回復がむかしほどうまくいかなくなって、だるいなぁ、切り替えができなくなったなぁっていう実感があります。歳を食うってこういうことなのかねぇ……つらたん。

懸念の Amazon 依存は酷くなる一方で、今年はとうとう 100 万円を突破したらしいです。引っ越しに合わせていろいろ買ったのと、モニターを新調したのが大きかったのかな? 来年はだいぶ減りそうな気がしています。



それでは、よいお年を。

序の部分を読んでみたけど、割と面白かったので戯れに調べてみた。諸子百家や史書の故事ならいざ知らず、詩のことはほとんど知らないな……今度読んでみようかと思う。

夫唐、虞之世,結繩而足治,屈指而足算。

唐:陶唐氏、堯。古の聖人。皇帝。
虞:有虞氏、舜。堯から禅譲され、四海を治めた聖人。

結繩:ロープの結び目で数を数えること(『老子』)。インカでもロープの結び目を文字としていた(キープ)。堯舜の時代は、結繩(キープ)があれば世を治めるに充分であったし、指で数えればそれで足りた。


是時豈料百代之後,計算機械之巧,精於公輸之木鳶,善於武侯之流馬

公輸:儒者・公輸盤(こうしゅはん、魯班)のこと。彼の作った木製の鳶(とび)は空を自在に舞ったという。
木鳶:今でいう凧のことらしい。公輸盤はこれに乗ったというけれど、実際には軍事偵察用だったようだ。墨子も作ったことがあり、これに関する寓話がある
武侯之流馬:武侯は諸葛亮のこと(諸葛武侯)。彼は魏を北伐するため、輸送のために木牛流馬を開発したというが、実際にどんなものかは謎

程式語言之多,繁若《天官》之星宿,奇勝《山經》之走獸。鼠、蟹、鑽、魚,或以速稱。蛇、象、駱、犀,各爭文采。

程式(chéng shì):プログラミングのことらしい。
天官:古代中国の官名。周の六官の一つで、国政を総轄し、宮中事務をつかさどった(コトバンク)。“《》”で括ってあるので、ここでは書名(『史記』天官書)を指すらしい
星宿:二十八宿の一つで、南方朱雀七宿の第四宿……のことらしいが、多分、ここでは星と星座のこと
山經:『山海経』。中国の地理書で、魑魅魍魎の類が開設されている。中国妖怪・霊獣のガイドブック

鼠、蟹、鑽、魚、蛇、象、駱、犀はプログラミング言語。オライリー本の表紙か何かからとっているのか。

Go言語によるWebアプリケーション開発

Go言語によるWebアプリケーション開発

  • 作者:Mat Ryer
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2016/01/22
  • メディア: 大型本

方知鬼之所以夜哭,天之所以雨粟。

かつて蒼頡(そうけつ)が書(文字)を作ったが、そのとき天は粟を雨のように降らせ、鬼は夜に泣いた(『淮南子』)


然以文言編程者 ,似所未有。此誠非文脈之所以傳,文心之所以保。嗟予小子,遂有斯志。然則數寸之烏絲猶覆於頭,萬卷之素書未破於手;一身長羁于远邦,兩耳久旷于雅言。

詩は苦手なのでパス。

然夫文章者吾之所宿好,程式者偶承時人之謬譽。故希孟不慚年少,莊生不望無涯。乃作斯言。

希孟:画家・王希孟。若くして亡くなった(享年23歳)が、『千里江山図』(18歳のときの作)などの傑作を残す。
莊生不望無涯:吾生也有涯,而知也無涯(『荘子』養生主篇)

誠未能嘔瀝長吉之心血,亦庶幾免於義山之流沫。

長吉:唐代中期の詩人、李賀。この人も短命だった。
義山:李商隱。『李賀小伝』を著した晩唐の詩人。

既成之後,復學干將鑄劍而自飼,越王嚐糞而當先。

干将:春秋・呉国の名工。莫耶は夫人。二人の名を冠した剣は、名剣として有名。びっくりなことに、当時は鍛造の技術がないので、鋳造(鑄)で作られたのだが、干将は亀文、莫耶には漫理(いずれも文様)が浮かんだという。
越王:勾践。呉王夫差に敗れる(会稽の恥)も、屈辱を忘れず(臥薪嘗胆)、のちに捲土重来して呉を滅ぼした。『越王勾践剣』が墓から出土する

自謂偶追《十書》之筆意,但恨少八家之淋漓。

算経十書:古代中国の数学書十種。唐代に数学者を養成する学校〈算学〉が設けられ、その教科書として使われた
八家:唐宋八大家のことか。唐代から宋代にかけての名文章家

此子山所謂士衡抚掌而甘心,平子見陋而固宜。

子山:南朝梁の詩人、庾信。梁の滅亡後、江北(西魏・北周・隋)に仕えることを余儀なくされた。代表作『哀江南賦』

然則雖實覆甕之質,尚存斧正之望;

西晋の陸機は「蜀都賦」「呉都賦」「魏都賦」という三都賦の制作を構想していたが、ブサメン左思がすでにそれにとりかかっていると聞く。「どうせ田舎者だから、できたとしても酒の甕のフタにしか役に立たんよ」と見くびっていたところ、“洛陽の紙価を高からしめる”出来にびっくりして執筆を断念する羽目になってしまった。斧正は他人に添削を乞うこと。同義語に「斧鉞(オノ・マサカリ)を加える」があるが、プログラマーは他人にマサカリを投げるのが好き。

雖乏呂相之金,易字之渴蓋同。此亦開源之大義,吾輩之所以勉勵也。一笑。

呂相之金:呂相は戦国・秦の丞相・呂不韋のこと(「奇貨居くべし」の人)。『呂氏春秋』という百科事典みたいなものを編み、「一文字でも易えることができたら千金をやる」(一字千金)と豪語した。

forest.watch.impress.co.jp

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そろそろ年末進行ということもあり、この4連休(金曜日もお休みにした)はゴロゴロして英気を養いの、ちょっと仕事を齧りの、溜まった家事を片付けのと、結局、まとまったことは何もせずじまいに終わりそうだった。しかし、せっかくのまとまった休みなのに何もしないというのももったいない。そんなわけで、愛媛県立美術館まで足を運び、企画展を見てきた。

お城の広場ではラーメン博かなにかのイベントをやっているようで、なかなかの人出。その影響か、美術館にもそこそこの人がいた。チケットを購入し、今回は独りということもあり、音声ガイドも借りた。美術館は友人と回ることがほとんどで、そっちの方が好きなのだけど、独りは独りで、マイペースで回れるし、音声ガイドを聞きながら没入できるので悪くはない。

自分は不勉強で、「国立トレチャコフ美術館」というのが何なのかすら知らなかったのだが、元々はとあるロシアの実業家が設立した美術館なのらしい。当時のロシアは帝政末期で、美術を市民へ開放する運動が盛り上がりつつあった。権威に反骨を示した画家たちは移動展覧会を催し、移動派と呼ばれる。彼らの作品を積極的に収集し、それを後押ししたのがトレチャコフだった――という説明はあまりなかったように思うけど、音声ガイドなどを総合するとそういうことらしい。

企画展はロシアの春夏秋冬、人々、都市といったテーマで作品をくくり、順に回覧できるようになっていたが、まぁ、確かに美しいが、シーシキンという人物が描く森の絵と迫力のあるトロイカの絵以外は、個人的にはピンとこなかった――冬を描いた絵がそう多くはないという事実の方が個人的には興味深い。思うに、これぐらいの絵を描く画家というのは、時代が許せばいつもそれなりにいたのではないだろうか。それに価値がないなどというつもりはないが、おそらく、こうした絵の価値は歴史的背景を背負ってこそ存在するのだろうと感じる。たぶん、この時代にこのようなクオリティで描かれたことに価値がある。

思うに、この時期はロシアにとってのルネッサンスだった。冬の絵が少ないというのも、ロシアの冬の厳しさもさることながら、帝政時代、官製美術を「冬」とみなし、それを乗り越えようという心理が働いたからではないか。民衆に寄り添うというのならば、ロシア国民にとってもっとも重い季節は冬であろう――ならば、冬を書くべきだ。にもかかわらず、それはそれほど多くないという。貧しさと愚かさとガップリ四つに組んだ同時代の文学に比べ、ロシア絵画がそれほど評価されていないのは、そういうところかもしれないと妄想などしてみた。芸術を民衆へ開放するとて、結局のところ新しいパトロンが皇帝と貴族ではなく、トレチャコフに代表される裕福な市民になりつつあることを敏感にかぎ取って、そちらに迎合しただけではないだろうか……などと考えながら、今回の企画展のメインディッシュの前にたどり着いた。

この絵の題名は「忘れえぬ人」だというが、まさにその通りだと感じる。自分は芸術に不勉強で何も語る言葉を持たないのだけど、モナ・リザにも通じる魅力があると思う。なにより、上から見下ろす目が魅力的だ。一言、言葉でも交わそうものなら、一生「忘れえぬ人」になっただろう。

天邪鬼的な解釈をするのは、それで打ち切った。残りの絵はさらっと見て、音声ガイドを返却し、あとは花園町のインドカレー屋でシークカバブをアテに1杯――実際はビール3杯――飲み、マトンのカレーを存分に楽しんでから、ふらふらと家路についた。

最近、Nintendo Switch を購入して、フィットボクシングというゲームに勤しんでいます。毎日コツコツやって、すでに1カ月以上。こんなに継続できているのは、小学校の頃の夏休みのラジオ体操以来かも。

Fit Boxing (フィットボクシング) -Switch

Fit Boxing (フィットボクシング) -Switch

はじめは

  • 痩せられたらいいなぁ
  • 不眠が直ればいいなぁ
  • 肩こり直らないかなぁ

と思って始めたのですが

  • むしろ体重が増えた(78kg → 81kg)
  • 相変わらず眠れない
  • 肩こりは現状維持

って感じです。でも、カラダは心なしかシュッとしたかも。脇の下の肉が余ったり、太ももの内側が擦れたりといったことは少なくなったように思います(デブ特有の悩み)。始めた当初は息絶え絶え、ワンツーを打っては肩が、ダッキングをしては膝上が筋肉痛になっていたのですが、今となってはちょっと物足りないかなぁ、と思うほど。上級コンビネーションでも息が切れなくなりました。息が切れるほどの運動をここ数年間やったことがなかった自分にとっては、大きな進歩です。

個人的にはトリプルパンチみたいな、体をひねるコンビネーションが好きかな? 逆に、前後左右のステップが混じるメニューは、TV の前にある程度スペースがないとうまくできないので好きじゃないかも。環境上、あまりやりたくないメニューはデイリーメニューから除外できる仕組みがあればいいかなぁって思いました。

最近はリングフィット アドベンチャー というゲームが人気みたいですね。

リングフィット アドベンチャー -Switch

リングフィット アドベンチャー -Switch

気が向いたら買ってもいいかなぁって思います。結局のところ、もっと体をいじめて、基礎代謝を上げないことには痩せないみたい。代金の元が取れる程度にはこのソフトを極めたいけれど、いい加減飽きてきたし、リングフィット アドベンチャーに乗り換えるかも。

すまい給付金を申請してから、受け取るまでにどれぐらいかかるのか

先日申し込んでいた「すまい給付金」の振り込み通知が来ました。

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書類を出したのが7月1日で、振り込み通知が来たのが8月30日(末日)。ちょうど2カ月かかった計算になりますね。よそのブログだと1カ月半できたという人もいるのですが、時期や申請内容にもよるのかもしれない。おおむね1カ月半から2カ月半を見ておけばいいのではないでしょうか。書類に不備があれば、それ相応に時間が余計にかかるはずです。――そういえば、今回は自分一人でやったのに、書類不備がなかった。えらいぞ、俺!

ちなみに、振り込み日は8月20日だそうです。今月のローンの引き落とし日には間に合いませんでしたが、うちのローンの支払いは管理費・修繕積立費・駐車場代(+銀行引き落としにしている水道代)を含めて10万円弱なので、だいたい3カ月分になります。

うちは売り上げの入金先口座とローンの口座が分かれていて(ローンを組んでくれた銀行がメインバンクじゃないから)、毎月資金移動を行う必要があるのですが、年内は資金移動をしなくて済むので気が楽です。これでお母ちゃんに借りたマンションの前金も返せそうでうれしい……。

メモ:Windows 10 バージョン 1903 の更新プログラム(現時点でお客様による操作は必要ありません)

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バージョン 1809 のまま放置している環境に、こんな表示がきた。お使いのデバイスではまだ準備が完了していないので、現時点でお客様による操作は必要ありません

Amazon Prime Day で HDR/USB-C なモニターを確保した(なお、モニターの購入は約8年ぶりの模様

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Amazon Prime Day で HDR/USB-C なモニターを確保した。ずっとほしかったので、値段を監視していたのだ!

参考価格 88,800 円のところを、56,488 円(約2/3)で買えたので満足。もっとも、このモニターは型落ちで(最新版は HDR10 → HDR400)、たいてい7万円弱で買える。実際、今見てみたところ 74,980円+10,000引きクーポンで売ってた。

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おかげさまで、古いデスクトップで作業するときもトリプルモニターが使えるようになった。いい機会だし、うちの子たちを改めて紹介しよう。

  • 左:シャープ LL-T2015(20.1インチ) 2003年製
  • 中:LG 27UK850-W(27インチ)2018年製
  • 右:三菱 RDT233WLM(23インチ) 2011年製

RDT233WLM を買ったのは 2012年6月9日 らしいので(Amazon の購入履歴を調べた)、約8年ぶりのモニター購入ということになる。まだ小岩に住んでいたころだな……LL-T2015 に至っては15年ぐらい、たぶん大学辞める時ぐらいから使っているはず。意外に自分は物持ちがよいようだ。

AC アダプターがやたらデカいかったのを除けば、だいたい想像していた通りのデキで、とくに不満はない。あぁ、そういえば、音(HDMI 出力)はなかなかよかったかな……RDT233WLM と比べての話だからそれなりだけど、Age of Empire:DE を遊んだとき、今まではボタンを押すとボンッと鳴るだけだったのが、余韻と深みのあるドゥムッっという音になっていて……「あ、ほんとはこういう音だったんだな!」って実感した。あと、重箱の隅をつつくようなツッコミになるが、ベゼルが狭すぎて Mouse の Windows Hello カメラが安定しない。まぁ、さすがにこれはイチャモンレベルだが……ベゼルレスは基本的に快適だ。消費電力は 80W ぐらい。うちの PC は以前からある2枚のモニターを含めて 200W ぐらい使っていたのが、280W に跳ね上がった。電気代への影響はちょっと気になるけど……新居は一括受電でちょっと電気代が安くなってるから、まぁ、差し引きゼロぐらいだろう。

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ちなみに、うちはすぐモニターアームをつなげたので、スタンドの使い勝手はわからない。Amazon の商品説明だけだとわかりにくいけど、さすが今どきのモニターだけあって、ちゃんと VESA には対応している。

Windows 10 の HDR は使えなかったし(ビデオカード側がしょぼいからかなぁ)、USB-C もまだ試していないんだが(ぉぃ!)、おおむね満足してる。USB-C を省けばもう1万円ぐらいは余裕で安くなったけど、将来性を考えれば付いていた方が絶対いいはずだ。

メモ:プリンターで白黒反転して印刷される

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久しぶりにデスクトップ PC から Web ページを印刷すると、白黒逆に印刷された。最初は「スタイルシートの問題かな?」と思ったのだけど、「メモ帳」から印刷しても同じ結果になる。

うちのプリンターは1年半ほど前に購入したブラザーのレーザープリンター HL-L2365DW。今までは接続しただけで、とくに何もせず正常にプリントアウトできていた。もしかしたら「Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)」にアップデートした時点でおかしくなっていたのかもしれないが、いつもは Surface Book 2(Windows 10 バージョン 1809)から印刷していたので気づいていなかった。

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解決は簡単で、単にドライバーをインストールすればよい。

support.brother.co.jp

えらく古臭いユーザーインターフェイスのインストーラーだったけど、

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無線で接続している場合は[無線LAN接続]を選択し――

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[Brother ピアツーピアネットワークプリンター]*1を選ぶと HL-L2365DW が自動で識別され、ドライバーやユーティリティがインストールされた。印刷も元通り。

*1:ここで少し躓いた

第25回参議院議員通常選挙

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速報段階だけど、自分の投票した候補は落選したらしい。まぁ、対立候補の方が見栄えするしなぁ……でもね、「自分の所属政党」すら明らかにできない候補者なんて、どうして信用できようか? 当確がでたときに NHK がよいツッコミをしていたのだが――「玉木さんが応援に来ていましたが、今後は国民民主に合流するんですか?」「無所属では今後の国会活動に大きな制約があるかと思うのですが、どこかの会派に合流するのですか?」――、それにちゃんと答えられない人が、どこにも所属ぜず一人で、どうやって「消費税率の凍結(←そもそも2カ月ちょいしかないんだが?)」や「子育て世代の支援」ができるというのか? 当選後の所属先の政党は「多く選択肢がある」というけど、当選した後の行動にフリーパスを与えろというのか?

そもそも「野党統一候補」! なんて愚劣なやり方だろう。だったら、党ごと「統一」してしまえばいいのに、変に「鶏頭となるも牛後となるなかれ」を実践する人たちばかりだから、それすらままならない。難儀なことだ。

ともあれ、今回選出された議員が活躍――とまでは期待しないが、自分たちの職責を十分に全うしてくれんことを願う。で、議席を無駄にしないためにも、どこかの党に所属すること。そして、次は所属政党を明らかにして出馬するように。無所属の議員なぞ、首輪なしに野放しなイヌと変わらない。当選したは最後、制御することは不能だ――政党に所属していてもうまくいかないのに!


「(自分たちの利益になる)から、投票に行くべきだ」

こうした意見をよく耳にするが、どうなのだろうか。「若者は自分の将来のために投票に行くべきだ」――まぁ、そうなのかもしれないけど、いちいち理由をつけないと選挙に行けないだろうか。

「日本は民主主義だ」。選挙に行く理由なぞ、これで事足りる。民主主義というのは……いろんな解釈があるのを知ってる上で敢えていうなれば、要するに「国民一人一人がその国の主」である仕組みだ。その主が選挙に行かない。これほどの怠慢はない。投票にすらいかない国主を自らの上に戴き、よい国を築くことができるだろうか。

民主主義に対するさまざまな考えがある中で、自分はこれを「強い意味での民主主義」と呼んでいる。

これに対する弱い意味での民主主義というのは、「とりあえず政権首脳部に民意がいくばくか反映されていればいい」という考え方だ。やり方としては、弱い民主主義の方が“楽”でよい。政治なぞ特別な教育を受け、見識と人脈を持ち、できれば見栄えも立派なエリートに任せて、下々は自らの生業に励めばよいからだ。そもそも、バカな国民は適切な人物を選ぶ能力すら備えていない――が、「誰がふさわしくないかは理解することができる」(マキャヴェリ)。弱い民主主義で大事なのは「ふさわしい元首を選ぶ権利」よりも、「ふさわしくない元首を辞めさせることのできる権利」の方だ。

一方、「強い意味での民主主義」はバカな国民にも国主にふさわしい能力と徳を要求する――ただし、内的に湧き上がる自己束縛として。強い民主主義の問題は、その実現性の難しさよりも、容易に卓越主義に転嫁しやすいことだろう。「(なるべく)正しく生きるべき」というのは、自分が自分に課すならばともかく、そうしない他人を低く評価したり、他人にそれを強要することに繋がりやすい。それをちゃんと弁えていないと、簡単にエリート主義に陥ってしまうわけだ。すでに自立した大人となっている有権者にそれを求めるのは失礼でもあろう。社会には毎日、真っ白な未来の有権者が参加する(そして、古い有権者が退場していく)から、彼らを教育するときに“自然とそう仕向け”、強い意味での有権者を少しずつ増やしていくしかない。それも、100年200年ではなく、経済や社会の後退をも乗り越えながら、千年や万年の単位で。というのも、市民社会というのは高度な経済や社会、法の束――文明――に支えられており、それが崩壊すれば教育よりまず、自分たち一人一人が食べていくことを優先していかざるを得ないからだ。

なるほど、エルフでもなければ、強い民主主義の実現をその目で見るのは難しい。

ところで、人間の法・権利にもっとも適した体制は共和的な体制であるが、これは樹立するのがもっとも困難であり、維持するのはさらに難しい体制である。この体制は、 "天使"たちだけにふさわしい国だと言われることも多いほどである。

カント『永遠平和のために』